このページでは上記のようなお悩みを解決すために、ベトナムでの会社設立するためにはどのくらいの時間が必要なのか、またスケジュールの組み方のポイントについて解説します。
どの段階からを設立準備とするかにもよりますが、市場調査を含まず、規制調査の段階からと考えると結論ベトナムで会社を設立する際、平均して3〜6ヶ月かかります(外資の場合)。設立までに要する期間は以下の3つの要素によって異なります。
ベトナムに進出する日系企業は主に有限会社(外資100%)、合併企業(ローカル企業との出資)、株式会社となりますがそれぞれの形態によって期間が異なります。一番スムーズなのか有限会社(外資100%)です。
またいわゆる名義貸しと呼ばれる内資企業、個人事業で事業を行う方法もありますが、その場合は外資企業の設立より方法も期間も簡易で短くなります。
外資規制がある分野に進出する場合は、ライセンスが別途必要になり審査に時間がかかります。特に規制がない分野(ITやコンサル)などに比べると、設立条件も厳しく、審査も長くなりがちです。
会社設立だけでなく事務手続き全般、多分に属人的なところがあります。そのため地域や担当官によって書類の処理スピード、また処理の優先順位が異なります。これはベトナムに限らずですが、新興国では行政手続き全般にこのようなことが多々発生しますので心得ておく必要があります。
次にプロセスごとにかかる時間について開設します。
会社設立の流れの詳細については以下のページをご確認ください。
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最後に会社設立にあたりスケジュールを組む際のポイントを3つご紹介します。
ベトナムでは会社設立の書類を提出する前に、必ず登記するためのオフィスを探して契約をする必要があります。つまり契約時はベトナムにいる必要があり、日本で書類準備する前に行っておくのか、それともすべて書類が揃ってから行うのかで若干ですがスケジュールが異なってきます。
ベトナムで会社設立を行うためには日本で多くの書類を準備する必要があります。また公証が必要な書類も多く、時間も労力もかかりますのでいかに効率よく、スムーズに揃えるかがポイントになります。会社設立後、ワークパーミッドの取得を行う場合には、ワークパーミッドを取得するための書類も合わせて取得することをお勧めします。
先にも申し上げましたがベトナムでの行政手続きは多分に属人的なところがあり担当官次第で書類審査のスピードが異なります。また書類は一度で申請を受理されることは珍しく、何度も修正する必要があります。煩雑なやり取りが続きますので、手続きに慣れた法務担当者かコンサルタントに依頼することをお勧めします。
日系企業(日本人)がベトナムで会社を設立すると言うことは外資による投資ということになりますので、さまざまな外資規制がございます。また手続きも煩雑になりますので、設立スケジュールは十分に余裕を持っておくことが重要です。